(Tさまのネームリーディングの一部掲載)
まったく傷つかない人はこの世の中にいません。
人は傷つき、その傷を抱え、人生を歩んでいきます。
その傷ゆえに防衛もすれば、攻撃もします。
わけのわからないワナを仕掛けてくる人もいます。
そのような果てしなく続くような戦いの中で、人はまた気づき、癒されもします。
人は傷を持ちながら生きていきます。
その中で愛や癒しを体験していきます。
傷つくことがあるからこそ、最初は自分のことをわかってほしいと思いますが、そのうち相手の立場になって考えてみようと思います。
なぜなら相手も傷を持っていることに気がつくからです。
人の傷が見えた時、それがもし自分より大きければ、人はその人を許そうと思います。
なぜならその人も苦しんでいるのを知るから。
傷つくのは、苦しむのは、自分だけではない。
自分もまた人を傷つけ、苦しみを与えていたのかもしれない。
そう気づいたときに大きな癒しが起きてきます。
人との関わりで常に自分が感じてきたこと、それは傷の後ろに隠れている愛。
それを知りたくて認めたくて、私たちは人間追求をしていきます。
そして、だんだんとそれは「愛に包容されている苦」にすぎないのだと気づきます。
あなたが人の苦悩を見る時に、そこに神の愛をみて、自分の中にも愛を感じ、苦というものを小さな枠内に押し込めておく必要がないのだと気づかれることでしょう。
苦の後ろには必ず大いなる愛があります。
それは成長したいという思いをもたらすかもしれない、
相手のことを思いやりたいという思いかもしれない、
苦を体験したいという好奇心かもしれない、、、。
苦を苦と見ているのは、この三次元での私たちのマインドです。そこに気づき出すと、どんどんとこの世のしがらみから自由になり、愛と調和のバランスの中で、私たちは苦傷とともに生きているのだと気づくことになります。
そのような学びと体験を得ながら生きていけるこの世はすばらしいものです。
自分の望まぬことも経験しながら、山から削られた岩が川の中を少しずつ流されていくうちに角が取れて、海に着く頃にはまんまるい石になっているように、もまれているような人生からだんだんとまるい人生になって、最後にはお月見のおまんじゅうのように柔らかく優しく思いやりに溢れるまあるいお人になっていかれるのだと思います。
人生でいろいろと起こることを楽しんでください。
それはすべてギフト以外のなにものでもなく、あなたが最高の人生を歩めるようにと用意された贈り物です。楽しみながら、涙しながら、笑いながら、それを受け取り、経験豊かな人生を歩んでいってください。
(上記記事は過去ブログからこちらに移行しました。当時ご本人からいただいたコメントです)
こんにちは。
その節は、ありがとうございました。
私は、自分の内側と向き合うようになって、今日でちょうど1年です。
そしてそれは、去年の今日が本当に苦しく、辛かったからです。
当時は分かりませんでしたけれど、その苦しさのおかげで、その辛さを乗り越えようとしたことで、今の私があります。
まさに、苦しさはギフト以外の何物でもなかったんだと今、分かります。
ありがとうございました。